高梨洋平の桧原湖情報 10月下旬編
皆さんこんにちは!桧原湖ガイドの高梨です。10月27日現在の桧原湖情報をお届けします。
10月も後半に差し掛かり、桧原湖は冬が間近に迫って来ています。
この原稿を書いている今日(28日)、遂に初雪が降りました。
基本的に初雪が降っても、断続的に雪が降り、積もるようになるのはまだ少し先になりますが、これから桧原湖釣行にお越しの際は、防寒対策をしっかりとしてお越しください。
さて、湖の状況はと言いますと、今現在、最もバスが多く確実に釣る事が出来ているのは、やはり入船ワンド等の越冬エリアです。
越冬エリアには、まず最初にまだ寒さに弱い小型の個体から入り始める訳ですが、最近になって、700g~800g(30㎝後半~40㎝)程のグッドサイズも徐々に入り始めています。
同じ越冬エリアの中でも、小型とグッドサイズでは違った動きをしている事が多いので、その辺の釣り分けを探して一日越冬エリアで粘ってみても、面白い釣りができます。
その一方、越冬エリア以外の本湖でも、まだまだ良い釣りが出来ます。
基本的に毎年この時期、本湖でグッドサイズを釣ろうと思ったらバンクかハンプのディープかシャローになります。
前回も書いたように、ディープエリアのバスを狙う上では、バスが意識しているのはゴリだという事がまず前提であり、そこから+αでワカサギの動きも視野に入れて、利用できるのであれば利用します。(ワカサギが居るおかげで全く食わない事もありますが)
しかしここ最近、例年であればこの時期良くなるはずの本湖のディープエリアが不調となっております。
というのも、今月頭くらいに一気に冷え込み、例年同時期よりも水温が下がった際に、そういった晩秋のエリアに一斉にバスが入り始め、1日で40アップが何本も釣れる事も多々ありましたが、それ以降水温の低下が進まず、一度晩秋のエリアに入ったバスが抜けてしまい、かと言って元のエリアに戻るという訳でもないという状況になっているためで、更に、今月頭に最低水位と呼べる程減水した状態から、徐々に増水を続けている事で、晩秋エリアの深いレンジ(10~13m)に固まっていたバスが、増水によって散ってしまった事も加わり、難しさに拍車が掛かった状態となっているためです。
そんな本湖のディープエリアも釣れない事はないのですが、連発する事も少なく確率の悪い拾い釣りになったり、仮に連発したとしても、それはパターンとして予測不能な物である場合が多くなっています。
一方、明確なパターンとして狙い通りに最近グッドサイズをキャッチできているのがシャローです。
こちらでは40㎝前後の800g~900g平均で複数本揃える事ができます。
狙い方は、風が吹いていて、水温が極端に低下していない限りはジャークベイトとスピナーベイト、クランクベイト。
風がない、水温が下がり過ぎてハードベイトを追ってくれないという場合は、イモやライトキャロを投入します。
このシャローの釣りに関しては、ルアー選択が命。
その日その時の状況に合わせて、上記5つのルアーやリグを選択します。
特にハードベイトでは、例えば同じジャークベイトでも、潜行深度やカラーを合わせられるか否かで釣果は全く変わってきます。
また、シャローの釣りに関して言うと最近は特に、丸一日同じルアーや釣り方が良かった事は一度もないという事も付け加えておきます。
シャローの釣りはこの時期は特に外気、天候の影響を受け易いため、一日の中でも目まぐるしくパターンは変わります。
五感を研ぎ澄まして自然に合わせるのがこの釣り最大のポイントです(笑)
ちなみに、晩秋のシャロー攻略で僕が良く使うルアーは、ジャークベイトなら阿修羅、ワンテンジュニア、ワンテン、レスト。
スピナーベイトにはジンクスミニ、ハイピッチャー。
クランクベイトはブリッツMR等々ミドル~ディープダイバー。
ゲーリーイモ40、アンクルゴビーイモ使用。
そしてライトキャロには、エリートクロー2.5、リングカーリー、アンクルゴビーイモ使用・・・等々です。
また、低水温期のスモールマウスは、フォーミュラーがとにかく良く効く場合が多々ありますので、そちらもお忘れなく!
残り僅かとなった桧原湖シーズン、天候によってはかなり寒いですが、まだ熱い釣りもできますので、皆さん是非遊びに来てください!
・・・最後に、一発ビッグスモールマウスを狙うのであれば、狙うは13m以深の超ディープか、バンクのシャローでのビッグルアーが可能性が高くなります。我こそはという方はチャレンジしてみてください!
フィールドデータ
水温 14℃前後
水位 満水よりマイナス2mくらい