水野哲史プロトーナメントレポート
7月27日、チャプター長野野尻湖第3戦キサカ・マーキュリーCUPで優勝することができました。
良い点悪い点あり、いちばん高いところに立てた訳ですが、自分なりに振り返ってみたいと思います。
TOP50戦のお立ち台パターンをふまえ、前日プラでは当然のように虫パターンを試しました。
しかし、反応するバスは非常に少なくサイズもイマイチ。
さらに、虫ルアーを投げる多くのアングラーでショアラインは埋めつくされていました。
このような状況から虫パターンは一時封印し、ディープメインで釣って行くことに。しかしフラットでもバンクでも思ったようにバイトが得られませんでした。
苦しんだあげく最後にフットボールを投げてみると、いままでライトリグを通していたスポットにもかかわらず、一投目でキロアップがヒット。フットボールの可能性もアリだということだけは分かりました 。
試合当日、やはり虫パターンが気になるので朝の一時間だけ試してみることに。
ポイントも少し考え、誰もやらないような丸見えのシャローや、一時的にバスを呼ぶスポット(風や湖流が起き始めたタイミングにだけバスが集まるスポット)など回りました。
しかしバイトさえ無く、結局ディープ展開へ。 松ヶ岬でキャロやダウンショットなど試すもののノーバイト。次に入ったのは金山。ここでもライトリグ中心に投げましたが無。
移動する前にフットボールを投げてみると、前日のように1投目でキロアップが釣れてしまいました……。釣れたので、しばらく粘るも何も起こらず、フラットへ移動することに。
鳥居前の8~10mラインに入り、魚探の映像を見るとかなり釣れそうな雰囲気だったので、いろいろな釣りを試しましたが結局食わせられず。
もう一度、金山へ行ってみることに。 今度は最初からフットボールを投げると、一投目にバイト。キロフィッシュでした。しかし後が続きません。
これは今年の傾向なのか、一匹釣るとどうやっても釣れなくなり、時間を開けて戻ってくるとまた一匹釣れるというパターン。なのでさっさと移動することに。
もうこの時点でフットボールのみ。金山を起点に各岬をランガンしました。
そして4回目くらいに入った、やっぱりの金山で三本目を釣りリミットメイク。そのまま帰着。
ウエイトは3キロちょいで優勝となりました。
今回の勝因は、フットボールにしか反応しない魚を見つけられたこと、今年の傾向にうまく合わせられたことではないかと思います。
また、今回使ったのはナカタジグ1/2+ダブルモーションだったのですが、この組み合わせは魚を寄せる力が非常に強く、ビッグベイト的な効果もあるのではないかと最近感じています。
実は去年もフットボールで優勝しているのですが、その時はかなり高活性の野尻湖の試合でした。今回は、何もつかめずノーフィッシュも覚悟するほどの試合で、フットボールで結果を出せたことを光栄に思います。 試合後の野尻湖は、再び虫パターン炸裂したり、ミドル~ディープで20本越えなどと、あいかわらずの気まぐれっぷりのようです。
水野哲史