フィッシングナウ取材in千葉県亀山ダム
先週の木曜日、社長のTV番組収録のお手伝いに行ってきました。
向かった先は千葉県の亀山ダム。番組は「がまかつ」提供の『フィッシングナウ』でテーマは『秋のクランクベイト』
私の役目は、クルマを遠賀川に置いてきている社長の送迎とカメラ艇の操船です。クルマの運転はともかく、ビデオ艇の操船は初体験!しかもハンドエレキも8年ぶりくらい。不安でいっぱいです。
あいにくの雨模様の中、撮影スタート。初っぱなからカメラさんから困難なボートポジションのキープを指示され焦りまくり!。社長艇の斜め前方からバック(船を逆向き)で追いかけるなんて無理っす。フットと違ってハンドはペラが逆回転でバックするし、しかも後ろ向きだと、逆の逆の逆の逆?トレーラーをバックでスロープに差す感じ?頭の中がパニック!しかもレインのフード被ると、周囲が見えなくなるので頭はずぶ濡れ。いやぁ大変でした。
続いて「風の当たる岬」でオープニングメッセージの撮影「こんにちは大塚茂です。今日は千葉県の・・・」風上で「横風を受けながらステイ」。そんなの無理っす・・・。ビデオが回っている時、急制動できないので、必死の操船むなしくボートごと立木に突っ込むありさま!その滑稽さに可笑しくて可笑しくて笑いをこらえるのが大変。社長も貰い笑いしてました。
カメラマンが前に座っている関係で、岸を流している姿を正面方向から撮ろうと思うと、『後方の岸寄りを前進』か『前方の岸寄りを後進』でボート位置を合わせないといけません。前者はすぐに慣れましたが、後者はまず無理。あげくスチールカメラならなんとかなりますが、ビデオなので常に自分が映り込まないように注意しないといけないし、本当に大変な一日でした。
何度も無理な態勢でハンドル回して腕を攣りそうになったのですが、絵になる魚の方はなかなか釣れません。
って事でやっと本題です。
魚っ気がもっとも濃かった「どんどん」とか言うポイントの2流し目。「ちょっとルアー変えます」と言って、IK-250に結び変え。それまではキャスト前に必ずカメラマンに合図を出してた社長ですが、その時はルアーチェンジ直後と言うことで、なにも言わずにキャスト。たぶんアイチューニングの確認程度の「気の抜けたキャスト」だったはず。ところが、そういう時に限ってグッドサイズが釣れちゃう訳ですよね〜
一応、カメラさんもルアーの着水までは追っていたものの、突然「来た!」っていう音声は入ったものの、フッキングシーンを撮れなかったようです。それでも、ファイト〜ランディングシーンはバッチリ撮れたみたいです。
なんとか絵になる魚のキャッチ成功で一同一安心。その後は本湖方面をひたすらキャスト&リトリーブ。
しかし、バスはもちろん生体反応が薄く何も起きず。
そんな訳で最後はもう一度笹川を遡ることに。午前中と少し雰囲気が変わり、魚っ気が減少。雨が本降りになったせいでしょうか?午前中ウヨウヨしてたヘラブナも沈んじゃっています。
午前中突入しなかった最上流部へ突入。激浅なのでクランクは引けず。テキサスリグで2本ほどキャッチ。30分番組としてはじゅうぶんな数らしいので、取材成立って感じです。
最後は雨の中、エンディングシーンの撮影。お疲れ様でした〜。
そんな感じで社長の釣りの事より、自分のハンドエレキ操船が強烈な思い出となってしまった訳で、これをお読みの皆様にはドーデモイイ話なので、ここから一応釣りblog的な事を書いてみます。
今回はIK-180,250,HU-300の立木クランキングがメインでした。IKシリーズは比較的浮力が小さいし、泳ぎ(角度)的にもカバークランキングは結構難しいと思います。けど、社長はちゃんとやりきってました。66Mのカーボンロッド(ラグゼサーミス666R-レギュラーテーパー・ミディアムアクション)にフロロ10〜12lbsのタックルです。たぶん私ならナイロン20lbs グラスでやっていると思いますが、それだとちょっとした立木へのコンタクトが解らず、ロッドの曲がりでもかわせずに根掛かりが頻発した事でしょう(あくまでも想像ですよ)。でも社長はその高感度タックルで丁寧に丁寧に巻いて見事に枝をかわして巻いてました。根掛かりは一日投げ倒して僅か3回ほど(違和感に思いっきりフッキングした時)。更に驚いたのは、ミスキャストで水面より上の立木にクランクが引っ掛かったときも、ロッドワークだけでほとんど外れてました。
こんな事書いたら怒られそうですが、なんとなくスピニングタックルのイメージしかない社長なので、こんなにクランクベイトも上手いんだな〜サスガTOPカテゴリ!って感激したわけです。あっ、スタッフが社長を誉めるBLOGもヘンですけど、正直な感想です。
そんな感じで今回も帰り道、運転手なのに私は助手席で爆睡してました。使えネェ〜我ながら。これでもう二度と私がカメラ艇の手伝いを頼まれることは無いでしょう。次はてんちょお願い!

