高梨洋平の桧原湖情報 10月上旬編
皆さんこんにちは!桧原湖ガイドの高梨です。
10月14日現在までの桧原湖情報をお届けします。
暫く前にバスシーズン中のほぼ最低水位となって以降、僅かずつ増水中です。
その増水やその日の天候、季節の進行によって、微妙にバスのポジションも日々変化しているのですが、そんな現在の桧原湖で良い結果が出ているのが、ゴリ、ヨシノボリ系を意識した魚狙いのディープのパターンと、ジャークベイトやトップウォーターを使ったシャローのパターンです。
まずゴリ、ヨシノボリ系を意識したバスを狙うエリアは、馬の首のバンク、湖南部のハンプエリアで、水深は様々で浅い所から13mラインまでで、メインになるのはバンクの場合は8~10m。ハンプやその周りのフラットで9~12mといった所です。
また、このゴリ、ヨシノボリを意識したバスはまだワカサギも捕食しており、パターン的にはゴリ食いのバスが多いエリアにワカサギが入って来たタイミングがベスト。この状態にハマれば、良い時には40~45クラスも混ざりながら大連発という事も起こります!
ただし、このワカサギに惑わされてはいけません。ワカサギに惑わされると、間違いなく痛い目に遭います。
というのも、桧原湖の代表的なメインベイトであるワカサギですが、冬にはバスのメインベイトはほぼ完全にワカサギからゴリ系に移行するためです。
冬場のワカサギ釣りで、釣れたワカサギに喰いついてイワナやヤマメといったマス系が釣れる事はよくありますが、そうやってバスが釣れる事はほとんどありません。そこからも、冬のバスはワカサギを追わなくなるという事が解ると思います。
(根本的に冬はあまりエサを食べなくても良くなるのですが・・)
つまり今は、冬に向かってのメインベイトの移行期に当たっており、ワカサギ食いからゴリ食いに移行して行っている状態です。
そんな移行期に当たるバスは、先述した通り晩秋のこの時期しばらくの間はゴリ系もワカサギもどちらも捕食しますが、あくまでもバスが意識したがっているのはゴリ系。ワカサギはオマケです。しかしそのオマケも、近くに居れば率先して食べに行きます。
ここにワカサギに惑わされてはいけない部分があるのですが、そこに詳しく突っ込んでしまうと長くなってしまうので、今回はこの辺で・・・(笑)
使うルアーはリングカーリーやフィッシュカーリー、アンクルゴビー、ラッシュクロー等様々で、これらをそのまま使ったり、ちょっとカットして使ったりもします。
そしてシャローのパターンは、これまでのシャローのメインベイトだったエビから、シャローに上がって来たワカサギへと移行しています。(ゴリが絡んでいるかは現時点では不明です)
基本、ワカサギが魚探、もしくは目視で確認できるエリア、ボイルが起こるエリアで釣れる事が多く、ボイルが発生している、もしくはバスの目線が水面に向いていそうな時にはシャワーブローズ等のアピール系ペンシルベイト。
ワカサギは魚探に映るものの、ボイルがない、バスの目線が水面でない等の場合には阿修羅やレスト、ワンテン等のジャークベイトを投入し、水温が急に落ちる等した場合にアピールを上げてリアクション要素を高めたい時にはジンクスミニ等のスピナーベイトのカーブフォールを取り入れます。
水温が下降し、徐々に冬へと向かうこの時期の桧原湖でそのような強い釣りは敬遠されがちですが、特にジャークベイトの釣りはこれからが本番となります。(むしろ水温が下がった方が大きめのハードベイトが有効になります)
昨年11月頭に開催された80名程の選手が参加するオープントーナメントでは、僕以外ほぼ全ての選手がディープ戦略を取る中で、シャローでジャークベイト(レスト108)を使い3本リミットを900g平均で揃えて2650gで準優勝した事もありました。
桧原湖オフシーズン気分になるのはまだまだ早いです!(寒いですが 笑)
皆さん是非遊びに来てください!
ちなみに「入船ワンド」等の有名な越冬場所にもどんどんバスが入って来ています!
とりあえず釣りたいっという時は迷わず行ってみましょう(笑)
ガイドの詳細はこちら
フィールドデータ
水温 16℃前後
水位 -2、5mくらい