高梨洋平の桧原湖情報 9月下旬編
皆さんこんにちは!
桧原湖ガイドの高梨です。
9月23日現在までの桧原湖情報をお伝えします。
秋の桧原湖といえば、何といっても早稲沢や糠塚島沖といった湖北部のフラットエリアが有名であり定番なのですが、今年の現時点では、その北のフラットエリア周辺が非常に不安定です。
その理由は単純明快で、ワカサギの動きが非常に速く、安定して接岸して来ない所にあります。
これが本当に日替わりで、ワカサギがどんどん入って来ている日に当たれば良く比較的良く釣れているのですが、ワカサギが抜けていてる時はバスもワカサギと共に抜けていて、フラットはもぬけの殻・・・という事が頻繁に起こっています。
また、ワカサギとバス、共に大量に入って来ていても、双方がボトムから完全に浮いてしまっていてたり、バスがニュートラルな状態にある魚探映像が多い時は、一見良さそうに見えてもなかなか釣れない・・・という事がよく起こっています。
特にワカサギが接岸していない場合は北のフラットの場合、湖のド真ん中、何もない沖の超ディープの表層~中層に浮いてしまい、バスもそれを追ってフラットから出て行ってしまうため、そうなってしまうと手の付けようが無くなってしまいます。

そんな時に活路となるのが、バンクと湖南部のエリアです。
バンクは単純に、ワカサギが接岸しづらい状況下でも、そんなワカサギが泳ぐ超ディープのボディーウォーターがより近いため、比較的ワカサギがポイントにまわって来やすく、それと共にバスがまわって来る、もしくはそこに居たバスのスイッチが入って釣れ始める・・・といった現象を狙い易くなります。
湖南部については、どんなに湖のど真ん中に行っても、そこには広大なハードボトムの台地やハンプ群が存在しているため、基本的にどこに行ってもバスがボトムでフィーディングするためのポイントに事欠きません。
加えて、ワカサギがそういったバスが好むハードボトムにまわって来づらい時でも、ハンプとハンプの間の泥底や、ハードボトム帯のすぐ横の泥底といった、バスが好む(フィーディングする)スポットのすぐ近くに固まって留まっており、例えハードボトムにまわって来なくても、バスの目と鼻の先に居る状態になるため、バスも北のフラットのように大移動する事なく、安定してその周辺に留まっています。
更に言うと、下手にハードボトムにワカサギがまわって来ている時よりも、近くに固まっているだけでなかなか入って来ない時の方が格段に食わせやすい事も多々ありますね。
という事で、湖全体でワカサギが接岸して来ていないと感じた時は、バンクと湖南部でゲームを組み立てるのが攻略の近道となります。
これから桧原湖で釣りをされる方は、北のフラットが難しいと感じた時に是非試してみてください!
今の桧原湖は、ワカサギが増えた事でワカサギを追うバスが増え、エビ、ヨシノボリ食いのバスが減っているため、昔のようにワカサギ食いのバスが難しいから、エビ、ヨシノボリ食いのバス狙いにシフト・・・という攻略法がなかなか出来なくなっていますからね。
また、不安定とはいえ北のフラットが炸裂する時は炸裂するので、常にヤマは張っておきたい所ですね!
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フィールドデータ

水温 17~19℃
水位 満水より3m弱の減水(前回からほぼ変わらず)
水質 所により濁りとターンオーバー

