高梨洋平の桧原湖情報 6月下旬編
皆さんこんにちは!桧原湖ガイドの高梨です。
今回は6月29日までの桧原湖情報をお伝えします。

6月も終わりとなり、梅雨だというのに晴れた日が続いたり、逆に豪雨となったり、梅雨らしいシトシト雨が続くといった天気が少ない今日この頃です。
桧原湖の状況は、ネストを守るバスはどんどんと減少し、ポスト~アフターの個体が日に日に増して来ています。
スポーニング終了後のバスの行動パターンはエリアやベイトフィッシュ、バスの個性(笑)によって様々。従って、シャローからディープまで幅広い釣り方で楽しめます。
現時点で最もバスが多いのは水深2m未満のシャローフラットとバンク(バンクの魚は縦回遊なので深い所にも行きます)、3~6mのウィード絡み、もしくはフラットのワカサギ絡みのミドルレンジです。
そしてエリアによっては水深7~10mのバンクやロックエリアまで入って来ている所もあります。

2m未満のシャローをうろついている個体はメスのアフター~回復か、ポストのオス、どちらかである事が多く、メスの場合は少々セレクティブになっており、その時の気象条件やバスの目線、捕食しているものを考えてアジャストさせないと簡単には釣れません。
一方、ポストのオスは簡単に釣れます(笑)
これらのメインベイトは基本、エビです。
エビ食いですが、縦回遊をするバンクでは虫パターンや表層I字系、フラットではスピナーベイト等の巻き物を使ってリアクションで喰わせる手法も面白いです。
ミドルレンジのウィードに関しては、これからの時期の桧原湖の絶対的定番です。
メインベイトはエビと、今年生まれたワカサギ。
しかし同じミドルレンジのウィードエリアでも、6~7mといった深い方では2年魚のワカサギの入り方によっては爆発する可能性を秘めています。
基本的な狙い方は前回も書かせて頂いているので省略させて頂きます。

シャロー~ミドルレンジがメインとなっている一方、より深いディープウォーターまでバスが入って来ているのが、岬やロックハンプ、急深なバンクです。
こちらは縦回遊エビ食い型、もしくはヨシノボリ系食い居付き型です。
これらのバスは基本下向き目線な事が多いため、ショートリーダーのダウンショットやネコリグ、ジグヘッドでボトムを狙います。

また、桧原湖まで来てわざわざラージマウスを狙う方がどれくらいいらっしゃるかは分かりませんが(笑)ラージマウスも好調に釣れています。
26日は今シーズン初めて一日ラージを狙いに行きましたが(これだけ通っていながら、今シーズンはまだ桧原湖ラージを1本も釣っていなかったので)、52cm、48cmを頭にいっぱい釣れました。
ラージもメスはポスト~アフター。オスはネスト~ポストといった感じです。
シャローカバー、もしくはプアストラクチャー撃ち、バンクでのサイトがメインとなります。ただ、ビッグバスになる程年々、誰もが目を付けそうなカバーやストラクチャーから離れていっているのは明らかです。

先日もカバー撃ちではせいぜいキロクラスまでで、ビッグフィッシュはそれぞれ、48cmはバンクにあるショボイ木に居たバスをスワンプミニノーシンカーワッキーを使いサイトで。
52cmは風の当たる島のバンクをイールクローラー4.8インチのネコリグを使いブラインドでキャッチしています。
皆さんも、スモールを満足するまでたくさん釣ったら、桧原湖のビッグラージも狙いに行ってみてくださいね~。
フィールドデータ
水位 満水より1mちょっと減
水温 20~22℃

